フルレバ50倍でFXシステムトレード。

まず、G7前に書いた記事はどんなものだったかというと―

そもそも原油に対して感じる違和感は

• G7を前にして、「連日史上最高値を塗り替え続ける」というのは、出来事として「よく出来すぎている」。


• どういう事かというと、「G7の前に史上最高値を連日更新」なんて、あまりに"話題性がありすぎる"。ネタとして秀逸すぎる。タイミングも良すぎ。


• おかげでOPECも非公式に会合を開く事になるなど、色々な動きが週末に集結した

というもの。昨今の死語風に言えば劇場型というか、なんだか出来すぎ。脚本家と演出家がいそうだ。だから、ここまでの流れは

「わざと連日派手に危機感を過剰に演出、市場を加熱させる」→
「市場のコバンザメどもがまんまとついてくる」→
「散々煽っておいて、実は金曜の終わり際には大体ポジション解消済み」→
「連日の史上最高値更新を受ければ、最近いらない子と思われがちなG7でもさすがに一気に注目の的になる。お膳立てOK」→
「この状況に、OPECまで非公式に会合を開く事になる。お膳立て超OK」→
「土日で彼らの発言を待つ」

今ここ↑なんではないかなと。で、ここから先は

「案の定、原油高への懸念が各所で集中して表明される」→
「月曜、まだ先週の"毎日がフィーバー！ 毎日が史上最高値更新！ G7の奴らをビビらせたのは俺たちだぜ！！"とか自己陶酔してるマーケットのコバンザメどもを相手に、タイミングを見計らって一気に売り圧力をかけて、自己陶酔から覚めやらぬ逃げ足遅い奴を食いまくる(内心ﾌﾟｹﾞﾗ)」→
「買いも売りも（･∀･）ｼﾞｻｸｼﾞｴﾝ でした（完）」

とかになるんじゃないかなぁ。

と、こんな感じにG7前は予想していた。結局、そこまで自信持てなかったからボツ記事にしましたが。

で、実際の原油の推移はというと、月曜にここで適当に予想した70ドル…には届かず70.5までの戻しだったが4.5ドルと大幅に戻した。流れだけならほぼ完璧に予想通り。だからやはり「G7が控えていたからこそ、"わざと"先週あのタイミングで史上最高値を更新しつづけた」というのは、あったんじゃないかなーと勝手に思っている。勿論、今回の動きは地政学リスクという背景があればこそなので、単純に最初から狙ったとは思えないけど、逆に言えば何か仕込めるネタを探してたところに

「地政学リスクが高まっている」
「そしてもうすぐG7」
「あー、それなら原油で一芝居打ったらわかりやすく行って来いで食えないか？」

とピーンと閃いた大型プレイヤーが何人か居て、彼らが本来の動きより少し過剰に演出を施したとかだったら面白いなぁと。…まぁあくまで妄想です。

ただ、妄想とはいえ、何だか最近のドル相場を眺めているとG7前の原油に近しい投機感が出てきた気がするのだけど、どうでしょうか詳しい人。
原油と違って、ドル安に対する懸念がまとまって出てくるG7のような会合は無さそうだけど、FOMCなら控えている。そして現在EUR/USDは1.26。
これが紆余曲折を経ながらFOMC頃に1.27-1.28とかまで行ってたら、何となく『1.30ひょっとしてまた行っちゃうんじゃ感』がマーケットに出てくるだろうし、そのタイミングでもし金利据え置きなんて燃えやすい燃料投下したら、マーケットが『とうとうドルは利上げストップ！！！ このまま行っちゃうだろ1.30！！！！』一色になるかも。で、その瞬間こそ、投機筋がにやりと口の端を吊り上げる瞬間なのかも知れないなー、と思った。もしそんなシナリオだったら投機筋超クールだ。かっこよすぎる。

まぁ実際どうなるかは知りませんが、次、FOMCで金利据え置きしたからと言って安易に
「利上げが遂にストップ！！ これならドル売りで間違いないだろ！！」
と思考停止すると、絶好のカモにされる恐れもあるんじゃないかと。
だから、「金利据え置き→30分くらいドル売り→突然、大暴騰」というシナリオもひょっとしてあるかもわからんよーとか適当に言ってみる。や、そんな事全然無いかも知れないけど、とにかくあらゆるシーンを想定する危機意識は大事だよねって事で。

あと、そういうシーンの想定として更に言えば、現在ここまでかなりドル売りに推移したので「そろそろFOMC前に一度調整入るだろう」と読むと思うんですが、ひょっとしたら大した調整入らないって流れも可能性としてはあるかもなーと。自分的には『投機筋が喰らうのは、"トレーダーの常識"』だと思ってるので、最近わりと調整が意識され始めた今、あえて逆の事をここで言ってみる。適当だけど。

まぁでもFOMCは5/10でまだ二週間ほど先の事だし、大はずれしたら適当にそっとしといてやって下さいって事で一つ。